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昆虫学の専門家たちは、日本の詩、特に俳句のジャンルで最もよく詠まれる昆虫は何かということに興味を持っている。俳句は、自然のイメージを通して作者の考えや感情を伝える日本の三連詩である。
調査のために、専門家たちは16世紀半ばから現代までに書かれた2,5000以上の詩を選んだ。数えてみると、このような膨大な詩の中に昆虫が登場するのは2611回であった。その内訳は、毛虫と蝶が510回、アリ、スズメバチ、ハチが347回、蚊とハエが314回、ホタルとその他の虫が310回、クモが220回であった。